2019年05月08日更新
「黒にんにくは身体に良いと聞くけど、どの栄養素が身体にいいの?」
「黒にんにくに含まれている栄養素が知りたい」
と黒にんにくの栄養素について、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
黒にんにくには、豊富なアミノ酸が含まれています。
生命の源と呼ばれているアミノ酸の中で、身体を作っているアミノ酸は約20種類存在していて、体内で作れる「非必須アミノ酸」11種類と、食事などで補給が必要な「必須アミノ酸」9種類に分けられます。
黒にんにくには、この体内で作ることが出来ず、食事などで補給が必要な「必須アミノ酸」9種類がすべて含まれています。
今回は、黒にんにくに含まれている栄養素である必須アミノ酸とその働きについて、ご紹介します。
イソロイシンは、筋肉の成長に関わる分岐鎖アミノ酸の1つです。
イソロイシンを摂取することで、身体や筋肉の成長促進や血管拡張効果、肝機能向上効果が期待できます。
スレオニンは、必須アミノ酸の中で、最後に発見されたアミノ酸です。
スレオニンには、食事から摂取したたんぱく質を使う働きや、肝臓への脂肪蓄積を防ぐ働きがあります。
トリプトファンは、牛乳から発見された必須アミノ酸です。
トリプトファンには、肝臓や腎臓で分解され、エネルギー源として利用される働きや、不眠の解消や精神安定の働きがあります。
バリンは、最近、ペンタン酸と呼ばれている分岐鎖アミノ酸です。
バリンには、筋肉の修復、血液内の窒素バランスの調整、肝硬変の改善、疲労回復、美肌などの働きがあります。
ヒスチジンには、紫外線による刺激を軽減して、皮膚の健康を保つ働き、神経機能を補助する働き、赤血球の形成に利用されるため、貧血を緩和する働きなどがあります。
フェニルアラニンは、たんぱく質の中に含まれている必須アミノ酸です。
フェニルアラニンには、脳と神経細胞間の信号を伝達する働きや、精神を高揚させて活力を生み出し、血圧を上昇させる働きがあります。
メチオニンは、硫黄を含んだ含硫アミノ酸です。
メチオニンには、アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度を低下させる働きがあります。
リジンは、動物性のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸の1つです。
リジンには、カルシウムの吸収に関わり、骨粗しょう症に役立つ働きや、コラーゲンを生成する働きがあります。
ロイシンは、筋肉を構成するアミノ酸の中で一番高い割合の分岐鎖アミノ酸です。
ロイシンには、筋肉の生成を促進して、筋肉の損失を防ぐ働きや、肝臓の機能を強化させる働きがあります。
今回は、黒にんにくに含まれている栄養素である必須アミノ酸とその働きについて、ご紹介しました。
黒にんにくは、生にんにくに比べて、2.3倍のアミノ酸が含まれていると言われています。
人の身体にさまざまな効果をもたらしてくれる黒にんにくを、日常の生活の一部にしませんか?
2019年05月06日更新
「黒にんにくが風邪の予防になるって、ほんと?」
「黒にんにくの風邪に対する効果を知りたい」
と、黒にんにくの風邪予防の効果について気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
黒にんにくが風邪に効果的だと言われるのには、「免疫力」が関係しています。
「免疫力」を上げることは、風邪の原因であるウイルスを撃退することに繋がります。
今回は、黒にんにくが免疫力を高めるメカニズムについて、ご紹介します。
免疫力とは、体内で発生したガン細胞や、外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛の力のことです。
免疫力が低下すると、ウイルスや感染症にかかりやすくなる、肌が荒れる、アレルギー症状が生じやすくなる、下痢をしやすくなる、疲れやすくなるなどの症状が発生します。
NK細胞とは、人が誰でも持っているマイナスの影響を与える細胞を撃退する細胞です。
NK細胞の働きが低下すると、マイナス作用を持つ細胞たちが体内に増殖しやすくなるという劣悪な環境が作られます。
「NK細胞」を活性化し、増加させれば、マイナスの影響を与える細胞たちを撃退できるので、免疫力が上がることに繋がります。
基本的には、リンパ球集団の中に数パーセントだけ存在する貴重な存在ですが、食生活によってNK細胞を活性化させることができます。
「S-アリルシステイン」とは、「にんにく」だけに含まれている成分で、硫黄原子を含む無臭の水溶性含硫アミノ酸です。
にんにくを切ったり、すりおろしたり、つぶしたり、熟成させて「黒にんにく」にしたときに、生成させます。
「S-アリルシステイン」は、毎日食べることで、免疫細胞である「NK細胞」を1.5倍も活性させる働きがあります。
この働きが、黒にんにくの免疫力向上に繋がります。
「S-アリルシステイン」は生にんにく中で、「ガンマーグルタミル-S-アリルシステイン」というペプチド化合物として貯蔵されています。
生にんにくを熟成させて、黒にんにくを作ったときに、生にんにくの酵素がこのペプチド化合物を「S-アリルシステイン」に変化させます。
つまり、「S-アリルシステイン」は黒にんにくにしか含まれていないということです。
今回は、黒にんにくが免疫力を高めるメカニズムについて、ご紹介しました。
黒にんにくの風邪予防への効果を、理解していただけたでしょうか?
「風邪予防をしたい」「免疫力を上げたい」際には、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
2019年05月05日更新
「にんにくは健康に良いとよく聞くけど、どのような成分が含まれているのだろう?」
このように、にんにくの成分について詳しく知りたいという方は多くいらっしゃると思います。
どのような点で健康に良いのかを知らないと、日々の食事に取り入れるのは難しいですよね。
そこで今回は「にんにくに含まれる成分」についてご紹介します。
大きく分けて6つの成分があります。
それぞれどのような効果があるのか一緒に見ていきましょう。
にんにくには、アリインというアミノ酸が含まれています。
その成分がスルフィド類に変わった時に発生する物質を「ジアリルジスルフィド」と言います。
二流化アリルとも呼ばれており、にんにくが持つ刺激臭の原因の一つでもあります。
この成分には、肝臓の解毒作用を高める効果や、神経細胞を正しく機能させる効果があります。
つまり、身体の調子を整えることができる成分だと言えます。
にんにくの断面が空気と触れた時に発生する成分です。
アリシンには殺菌作用があるので、腸内の悪玉菌や、体内に入ってきた細菌を減らしてくれます。
ただ、熱に弱い成分なので、加熱すると成分量が減ってしまうので注意しましょう。
血液の中には、血小板という血液を固まらせる物質があります。
その血小板が血管の中で固まり、血管を詰まらせることで心筋梗塞や脳卒中が発生してしまいます。
しかし、にんにくに含まれるメチルアリルトリスルフィドという成分には、血小板が過剰にくっつくのを防ぐ効果があるので、このような症状を予防することができます。
また、血液がサラサラになることで、代謝も上がります。
身体を動かすエネルギーを作るのに必要なビタミンB1は、体内に取り込みにくい性質を持っています。
そのため、不足しがちになるビタミンなのですが、にんにくと一緒に取ることで吸収しやすくなります。
アリシンとビタミンB1を一緒に摂取すると、体内で合成され、アリチアミンという成分が作られます。
アリチアミンは油に溶ける性質があるため、腸からスムーズに吸収できます。
そのため、身体を動かすために必要なビタミンをしっかりと取ることができるので、力が湧いてくるという特徴があります。
今回は「にんにくに含まれる成分」についてご紹介しました。
にんにくには、殺菌作用や血液をサラサラにする成分が含まれています。
そのため、にんにくを日々の食事に取り入れると、身体の調子を整えることができます。
現在生活習慣病に悩まされている方は、にんにくを食べて健康を取り戻してみてはいかがでしょうか?
2019年05月04日更新
「普通のにんにくと黒にんにくの違いって何なの?どうやって作られているのだろう。」
このように、にんにくと黒にんにくの違いが気になっている方はいらっしゃいませんか?
しっかりと良い栄養を取るためには、どちらのにんにくを食べたら良いのか知りたいですよね。
そこで今回は「にんにくと黒にんにくの違い」をご紹介します。
結論から言うと、黒にんにくは、一般的に売られているにんにくを熟成させたものです。
高温多湿の環境に置いておくと、徐々に中身が黒くなっていきます。
では、黒にんにくにはどの様な特徴があるのかを見ていきましょう。
にんにくが熟成される過程で、メラノイジンという成分が発生し、その結果黒くなっていきます。
その結果、糖度が高くなり、まろやかな味になります。
さらに、炭水化物が多くなるので、甘みを感じられる特徴もあります。
見た目が黒いので、臭いが強そうなイメージがありますが、黒にんにくにはあまり臭いがありません。
さらに、胃や腸への刺激も少なくなるので、安心して食べることができます。
にんにくを熟成させて黒にんにくにするだけで、栄養素がかなり変わります。
では、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。
最も大きな違いとして、S-アリルシステインの有無が挙げられます。
この成分には、活性酸素と悪玉コレステロールが結合するのを防ぐ効果があります。
生活習慣病を予防するために役立ちます。
さらに、水溶性なので、吸収しやすいというところもメリットの一つです。
黒にんにくには、活動するために必要なアミノ酸が豊富に含まれています。
効率的にアミノ酸を取り込めるので、トレーニング後に最適です。
ポリフェノールは、体内の有害物質を取り除いてくれる成分です。
黒にんにくには、にんにくの約6倍その成分が含まれています。
活性酸素を増やさないためには、ポリフェノールが豊富に含まれている黒にんにくがおすすめです。
今回は「にんにくと黒にんにくの違い」をご紹介しました。
にんにくを熟成させるだけで、栄養素がかなり高くなり、食べやすくなることを知っていただけたと思います。
黒にんにくは、生活習慣病を予防するためにかなり効果が高いので、この記事を参考にぜひ日々の食事に取り入れて見てくださいね。
もし何かわからないことがありましたら、お気軽にご連絡ください。
2019年05月02日更新
「そろそろ年齢も上がってきたし、高血圧に気をつけなければいけないな。高血圧の対策にはどのようなものがあるのだろうか?」
このように、高血圧にお悩みの方は多くいらっしゃると思います。
日々の食事で血圧を下げることができると良いですよね。
そこで今回は、高血圧対策になるにんにくについてお伝えします。
心臓によって血液が全身に送り込まれるのですが、血管の壁に与える圧力のことを血圧と呼びます。
血圧が高くなっている状態を高血圧と言います。
具体的には、最高血圧が140以上、最低血圧が90以上だった場合に高血圧であると診断がなされます。
高血圧は、サイレントキラーと呼ばれていて、長期間高血圧の状態のままでいると、心臓や脳にどんどん負担がかかり、急に心筋梗塞や脳卒中といった症状が現れる危険性があります。
さらに、耳鳴りや頭痛、めまいなどの症状が現れることもあるので注意しましょう。
にんにくには高血圧に対してとても有用な成分が3つ含まれています。
それぞれ順番に見ていきましょう。
にんにくの臭い成分であるアリシンには、血液をサラサラにする効果があります。
血液中に含まれているコレステロールの上昇を抑えることもできるため、血流がよくなり、血圧が低くなります。
さらに、アリシンは体内のタンパク質と結びつくことで、アリルシステインというタンパク質に変化し、血管の壁を広げて、血液を流れやすくする効果もあります。
この成分は、血管が詰まってしまう原因である血小板の粘着力を弱くする効果があります。
その結果、血液が滞りなく流れるようになり、血圧を下げることができます。
さらに、手足などの末端部にまでしっかりと血液を流すことができる効果もあるため、血圧を上昇させることなく、全身に血液を送り届けることができるという特徴もあります。
体内の血管を広げる働きを持っている栄養素です。
血管に硫化水素が含まれると、血液中の酸素が足りなくなったと体が判断するため、酸素をたくさん取り込もうとして血管を広げます。
その結果、血液が流れやすくなるので、血圧が下がります。
今回は、高血圧対策になるにんにくについてお伝えしました。
にんにくには血管を広げて血流を良くする効果や、血液をサラサラにするという効果があるため、高血圧の方におすすめな食材の一つです。
この記事を参考に、高血圧に悩んでらっしゃる方は日々の食事ににんにくを取り入れてみてはいかがでしょうか?