2018年07月10日更新
みなさん、にんにくはお好きですか?
「ニオイがきつくて苦手」「元気が出るし食べたいけど、クサイと思われるのは嫌だ」
このように健康に良いことは分かっていても、臭いのせいでにんにくを食べるのを控えている方は多いと思います。
「そもそもなんでにんにくってクサイの?」
一度は疑問に思ったことのある方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、にんにくの臭いの原因についてご説明します。
にんにくの臭いの原因はアリシンです。
アリシンは、にんにくの細胞が壊されることによって発生します。にんにくには元々アイリンという成分が含まれています。そしてこのアイリンは、にんにくを包丁で切ったり口で噛んだりして砕く時に、アナリーゼという酵素と反応してアリシンという物質に変化します。
にんにくにアリシン物質が発生した時、初めてにんにく独特の臭いが発生します。
スーパーでにんにくが臭わないのに、レストランや飲食店でにんにくの臭いが漂うのは、にんにくが砕かれたか砕かれていないかの差によるものです。
にんにくは食べた直後から臭いを放ち始め、それから1~2時間は口が最も臭くなると言われています。
なぜなら口の中に残ったにんにく臭に加え、消化する際に発生する臭いの元となる成分が同時に口から放たれ、様々な臭いが交わるからです。
みなさんもご存知かとは思いますが、にんにくの臭いは数時間では消えません。
先ほど食べて1~2時間が臭いがきつくなると言いましたが、その後アリシンとは異なる臭いの元となる物質が体内で生成されます。
この体内で生成された別の新たな物質は、身体中に蔓延し強烈な臭いとなって現れます。
ですからにんにくを食べて次の日も臭ってしまうのは、口が臭いことに加え、体臭もより一層臭くなってしまうからです。
このようににんにくは健康的な食品ですが、臭いを避けることはできません。
そんな時にオススメなのが黒にんにくです。黒にんにくは熟成の過程で臭いの元であるアリシンがなくなるため、食べても臭くならないのです。
アリシンがなくなるとにんにくの有効成分もなくなってしまうように感じますが、アリシンを失う代わりに別の物質を生成するため、栄養素が変わらないどころか、むしろ普通のにんにくよりも栄養豊富なにんにくに変化します。
そんなメリットがたくさんの黒にんにくを一度食べてみてはいかがでしょうか?
2018年07月08日更新
みなさん、にんにくは生で食べることが多いですか?それとも加熱することの方が多いですか?
生ですと、すりおろして焼肉と一緒に食べたり、ラーメンに入れて食べたりすることが多いですし、加熱ですとペペロンチーノや炒め物の風味付けに使ったり、丸ごと焼いたりして調理します。
ところでみなさんは、にんにくを食べるなら生で食べるか加熱して食べるか、どちらがより効果的に栄養を摂取できるかご存知でしょうか?
今回は、生で食べる場合と加熱して食べる場合のにんにくの成分の違いについてご説明します。
にんにくを加熱して失われる成分はアリシンです。
ここで、アリシンの持つ効能として、
・疲労回復や滋養強壮
・血流を良くし、血栓を防ぐ
・血糖値の上昇を抑え、ダイエットにもつながる
・美肌やシミ、シワの予防などのアンチエイジング
などが期待されています。
アリシンは、にんにくに最初から存在している成分ではなく、にんにくの細胞組織が壊れることによって生成される成分です。
細胞組織が破壊される時に、アリナーゼという分解酵素によってアリシンが生成されます。しかしアリナーゼは熱に弱いため、加熱すると成分が弱まってしまいます。
その結果、アリシンが生成されにくくなってしまうのです。
先ほどにんにくを加熱するアリナーゼが壊れてしまい、アリシンが生成されにくくなると言いましたが、アリシンが完全に生成されなくなってしまうわけではありません。
加熱してもアリナーゼは完全には消滅しません。さらに人間がもともと持っているビタミンB6という成分も、アリシンを作り出す機能があります。
ですから、生のにんにくよりもアリシンの量は減りますが、加熱したにんにくでも十分な効果が得られます。
アリシンには殺菌作用があるため、生のにんにくを食べすぎると強すぎる殺菌作用のために、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
そのため、加熱によりアリシンの量を減らしてから食べた方が体には優しいかもしれません。
生のにんにくと加熱したにんにくの成分の違いをご理解いただけたでしょうか?
健康な身体づくりの心強い味方であるにんにくですが、黒にんにくだとさらに高い効果が得られます。
味も普通のにんにくよりもマイルドで食べやすいのが特徴です。
栄養成分の高さを求めるなら、一度黒にんにくを試してみてはいかがでしょうか?
2018年07月06日更新
みなさんは、黒にんにくを食べたことがありますか?
黒にんにくは普通のにんにくを熟成させたもので、普通のにんにくと違い生でも食べやすいのが特徴です。
黒にんにくはフルーツのような甘さがあり、そのままでも十分お召し上がりいただけます。
しかし中には、黒にんにくでも生で食べることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、黒にんにくを食べやすくする方法についてご紹介します。
普通のにんにくでも一般的な調理法です。
みじん切りにして餃子やハンバーグのたねに混ぜたり、野菜と一緒に炒めたり、パスタに混ぜてペペロンチーノのようにしたりすることもできます。
黒にんにくを入れることによって料理にコクが出るほか、普通のにんにくよりも臭いが気にならないため、お子さまにとっても食べやすいかもしれません。
黒にんにくは味噌や醤油との相性も抜群です。
例えば、粗めに砕いた黒にんにくに味噌や調味料を加えたものを、おにぎりに塗って焼いたら味噌焼きおにぎりになります。
また、黒にんにくをすりおろしたものと醤油で味付けしたお米に好きな具材を入れて炊いたら、黒にんにくの風味の効いた炊き込みご飯にもなります。
黒にんにくは生のままでも食べられますので、きゅうりやトマトのように、調理せずにお酢に浸しておくと、黒にんにくのピクルスができあがります。
お酢には殺菌作用があるため、黒にんにくをそのままの状態で保管するよりも長期保存が可能になります。
黒にんにくは甘みが強く、にんにく特有の臭みもほとんどないため、お菓子作りの材料としてもお使いいただけます。ほとんど気にせずにお召し上がりいただけますよ。
ドライフルーツのような感覚でパウンドケーキの生地に混ぜても良いですし、ペースト状にして、タルトやクッキーの生地の風味や味を出す役割としてもお使いいただけます。
普通のにんにくをデザートとして使うことはなかなかないため抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、黒にんにくはフルーツガーリックとして甘いものと一緒に食べられることもあります。
試してみたい黒にんにくのアレンジはございましたか?
黒にんにくにはたくさんの使い方があります。
生の状態だけではなく、様々な料理にアレンジして飽きずに食べられるのが、黒にんにくの魅力です。
みなさんも黒にんにくを食べて、健康的な生活を送りませんか?
2018年07月04日更新
にんにくは、古くから薬としても親しまれ、現在でもスタミナ回復などの目的から、健康食品として食べられていることでも有名ですね。
その高い健康効果については、たくさんの研究がなされ、多くの人たちから注目を集めています。
今回は、そんな生ニンニクの効果をご紹介します。
にんにくといえばスタミナというイメージがあると思います。
にんにく独自の成分であるスコルジニンやアリシンには、エネルギーを生産するのに欠かせないビタミンB1の吸収効率を高める力があります。
多くの病気は、体内の活性化酵素が細胞をさびつかせることが原因で起こります。
活性化酵素を退治する抗酸化作用が強いポリフェノールなども含まれています。
そのため、にんにくはアンチエイジングや病気の予防にもおすすめです。
にんにくは血液をサラサラにする働きもあります。
血管を詰まらせ、心筋梗塞などの血管性疾患につながる血小板を作ることを防ぎます。
これは、にんにくに含まれるチルアリルトリスルフィドやアホエンの働きです。
この効能は、にんにくにおける血流促進、高血圧抑制、血管系疾患予防などの効果のベースとなっています。
このように、様々な点で効果が高いにんにくですが、それゆえに副作用もあります。
にんにくは生食すると刺激が強く、胃壁が傷ついてしまうことがあります。
加熱すると刺激が弱まりますが、お腹の弱い方は摂取量に気を付けましょう。
にんにくは殺菌作用が強いです。
そのため、善玉菌まで除去してしまう恐れがあります。そのため、やはりお腹が弱い方は摂取量に気を付ける必要があります。
にんにくのにおいは、もともとは無臭のアリインという成分が、すりおろされることでにおいを発するアリシンになることで生じます。
アリシンは熱に弱いため、においが気になる方は加熱すると良いでしょう。
ですが、油と一緒に加熱すると、アリシンは分解されません。
臭い対策としては、アリシンを包み込み、その作用を弱くしてくれるたんぱく質や脂質を含む肉や魚、強力な消臭作用カテキンを含む緑茶などを一緒に摂取するのがおすすめです。
色々な効果がある生ニンニク。
これからの暑くなってくる季節、スタミナをつけるためにたくさん食べたいですね。
6月はにんにくが旬の季節で、岡崎屋ではにんにく生産量日本一の青森県田子町の田子にんにくを取り扱っています。
ぜひこの機会に生ニンニクを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2018年06月30日更新
にんにくのパワーを何倍にもアップさせた黒にんにく。
健康・美容・老化防止など、効能はさまざまですが、その理由は何なのでしょうか。
今回は、人間の体に良い効能をもたらす、黒にんにくの成分をご紹介します。
緑茶やコーヒー、チョコレートや赤ワインにも含まれる成分で、老化防止を促す抗酸化作用が特徴です。
ポリフェノールは一日に1000~1500mgほど摂取するのが望ましく、黒にんにく一片で215㎎摂取することができます。
ポリフェノールはこまめに分けて摂取することが望ましいとされており、そのほかコーヒーや緑茶などで得られるポリフェノールを補完することができます。
通常のにんにくの16倍も含まれており、にんにくにしかない成分です。
病気の原因となる活性化酵素を取り除く、抗酸化作用が非常に強いです。そのため、病気の予防や、ボケ防止などさまざまな症状に効果があります。
また、神経細胞の寿命を延ばすという特性も持っており、世界的に注目されています。
アルギニンはアミノ酸の一種で、体内でも生成されます。
年を取るにつれて減少する傾向にあるため、老化防止と密接な関係にあります。
・成長ホルモンの働きを促し筋肉や骨を強化する
・ビタミンB1と結びついて疲労物質を取り除く
・病気と闘うT細胞を増やす
・精力の増強
など主にエネルギーのアップに役に立ちます。
栄養ドリンクにも使われており、その効果は高いものだといえるでしょう。
S‐アリルシステインと同じく、にんにくにしかない成分です。
にんにくの特有のにおいのもとであり、疲労回復や健康増進に役に立つアリシンとは異なり、無臭ですが同じくらいの効果を持ちます。
その役割は、ビタミンB1を助け、糖質をエネルギーに変えて、筋肉や神経を積極的に動かすことです。
このほかにもスコルジニンには、強力な酸化還元作用、老廃物を酸化分解し体外に排出する作用、精力を増強する作用などがあります。
また、血管を拡張する作用もあるため、血の巡りをよくし、冷え症の改善などにも効果が見込まれます。
このように、黒にんにくは従来のにんにくの成分がよりパワーアップし、健康・美容に高い効果があることが分かります。
特に、万病のもととなる活性化酵素を取り除く成分がたくさん含まれているのは大きなメリットです。毎日すこしずつ、健康や美容を維持できます。
岡崎屋の黒にんにくで美容や健康により良い生活を送りませんか?