2018年08月17日更新
にんにくには、高い健康効果があると最近では健康食品として注目されています。
みなさんの中でも、にんにくを日々の食卓に取り入れてみようと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで、気になるのがその調理方法。
生で食べるべきか、加熱して食べるべきかという点ですよね。
食材によっては、加熱することで栄養素が失われることがあります。
今回は、生と加熱されたにんにくでは効果に違いがあるのか、成分に着目して徹底解説します。
まず、生にんにくの代表的な成分とそれぞれの働きをご紹介します。
これからご紹介する3つの主成分について、加熱されたにんにくと比較します。
にんにくの主成分として、アリインが挙げられます。
アリイン自体に効果はありませんが、すりつぶしたり皮をむいたりすることでアリシンという成分に変化します。
アリシンは滋養強壮や老化予防に高い効果があります。
また、アリシンはにんにく特有の臭いの元となる物質です。
カリウムもアリインに次ぐにんにくの主成分です。
カリウムは体内の水分の排出を助ける働きがあります。
足のつりやむくみ、高血圧の予防になります。
にんにくには、多くのビタミン類が含まれています。
ビタミンには、皮膚や粘膜を丈夫に保つ効果があります。
にんにくに美容効果があると言われるのは、ビタミンが豊富に含まれているためです。
また、ビタミンには肝臓の脂質代謝を助ける働きがあり、肝機能の強化が期待できます。
残念ながら、にんにくの成分のなかには加熱すると効果が弱くなったり、失われてしまう成分があります。
先ほどご説明した生にんにくに含まれる主成分別に比較します。
アリインから健康効果が期待できるアリシンに変化する際に、アリナーゼという酵素がはたらきます。
加熱によって、このアリナーゼは失われてしまいます。
そのため、健康効果のあるアリシンは生まれず、にんにくによる健康効果は大幅に減少してしまいます。
カリウムは熱に強いので、加熱しても効果が失われることはほとんどないでしょう。
ただし、カリウムは水に溶けやすいという性質があるので調理方法には注意しましょう。
残念ながら、ビタミンは熱に弱いです。
そのため、加熱によってにんにくに含まれるビタミン類は大幅に減少します。
このように、加熱されたにんにくは生のにんにくより、成分が大きく減少し効果もその分減少してしまいます。
しかし、加熱されたにんにくには臭いが抑えられるので、生のにんにくより食べやすく体への負担も少なくなります。
生のにんにくのアリシンには強い殺菌効果があり、食べ過ぎると体に大きな負担となるからです。
また、通常のにんにくよりさらに高い健康効果があるとされるにんにくがあります。
通常のにんにくを熟成させた黒にんにくです。
にんにくの効果をもっと吸収したい方は、黒にんにくをおすすめいたします。
2018年08月15日更新
忙しい毎日を送っていると、なかなか疲れがとれないと感じている方は多いのではないでしょうか。
現代社会に生きる私たちは、残業や人間関係などストレスの多い環境で生活しています。
週2日の休日だけでは、疲れがなかなかとれないこともありますよね。
そこで、今回は疲労回復の改善に効果があるとされる食品をご紹介します。
疲労回復に大きな効果があるとされている食品は黒にんにくです。
黒にんにくとは、通常のにんにくをある温度と湿度の環境下で、一定期間熟成させることで黒く変色したにんにくです。
熟成された黒にんにくは、通常のにんにくよりもはるかに健康効果が高く、にんにく特有の臭いがなく食べやすいことが特徴です。
このような特徴から、疲労回復に黒にんにくが注目されているのです。
ここで、疲れはどのようなメカニズムで起きるのかご説明します。
疲れは、からだを健康状態に保つために、発するシグナルです。
疲れの症状としては倦怠感や集中力の欠如、腰痛や肩こりの痛みなどです。
疲れの原因は2種類に分けられます。
不規則な生活と栄養バランスの乱れです。
仕事が忙しく、睡眠の時間を十分にとれなくなると、体には大きな負担がかかります。
なぜなら睡眠不足によって身体に十分な回復ができなくなるからです。
また、栄養バランスの乱れも疲れの大きな原因です。
偏った食事をしていると、体に必要なエネルギーが摂取できなくなり、体が十分に機能しなくなります。
その結果、疲れとして現れるのです。
たまった疲れは、黒にんにくを食べることで大幅な改善が期待できます。
もちろん、通常のにんにくでも高い疲労回復効果があります。
しかし、黒にんにくには通常のにんにくの数倍の効果があるのです。
なぜなら、黒にんにくは通常のにんにくに含まれる成分よりはるかに健康効果の高い成分を有しているためです。
疲労回復効果があるとされる成分のなかで、代表的な成分はアリチアミンとS-アリルシステインと言われています。
アリチアミンは、糖質をエネルギーに変える効果があります。
アリチアミンは、通常のにんにくに含まれるビタミンB1とアリシンが結合した物質です。
効果は通常のにんにくより10倍以上もあるとされています。
S-アリルシステインは通常のにんにくの主成分であるアリシンが熟成によって変化した物質です。
不規則な生活によって生まれた体の内部のストレスを取り除く効果があります。
このように、黒にんにくは通常のにんにくよりはるかに効果が高く、疲れを根本から改善する効果があるのです。
疲れは、忙しい現代人にとって大きな課題です。
今回ご紹介したように、黒にんにくは疲れを改善する効果が非常に高いと言えます。
また、黒にんにくは臭いがなく食べやすいため、日々の生活のなかにすぐに取り入れやすいと言えます。
しかし、黒にんにくを食べるだけで疲れが完全になくなるというわけではありません。
日々の生活習慣や食生活を見直す必要もあります。
その上で、日々の食卓に黒にんにくを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2018年08月14日更新
健康食品として、現在多くの注目を集めている黒にんにく。
読者の方のなかにも、日頃から積極的に黒にんにくを食卓に取り入れている方がいらっしゃると思います。
実は、黒にんにくには高い健康効果が期待できます。
その一方で、黒にんにくは食品ですから保存期間について気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は黒にんにくの保存期間とその保存方法別にご紹介します。
黒にんにくは、食品のなかでもかなり長い期間保存できる部類に入るでしょう。
黒にんにく自体が持つ殺菌効果によって、腐りにくいためです。
しかし、保存方法によって保存できる期間は異なります。
では、黒にんにくの保存にはどのような方法があり、どれくらい保存できるのでしょうか。
次に、保存方法別の黒にんにくのおおよその保存期間をご紹介します。
黒にんにくは、開封後も常温で保存できます。
この場合の保存期間の目安は約1ヶ月です。
この際、注意しておきたい点は、風通しのよい冷暗所で保存することです。
この保存方法では、1ヶ月間は風味や効果が変化せず食べることができるでしょう。
冷蔵庫で保存すれば、保存期間はさらに延びます。
約半年が目安です。
黒にんにくは熟成されている食品ですので、長期間冷蔵庫に保存しても問題ありません。
しかし、冷蔵庫内は乾燥しています。
保存期間が長くなればなるほど乾燥し、固くなってしまうことがあります。
タッパーに入れたり、新聞紙にくるんで保存することをお勧めします。
さらに、冷凍庫で保存するとかなりの長期間、保存が可能になります。
目安は約1年間です。
この場合においても、冷蔵庫の場合と同様で乾燥することで、固くなることがあります。
しかし、味や期待できる健康効果は変化しませんのでご安心ください。
この場合の保存方法も冷蔵庫同様、タッパーに入れたり新聞紙にくるんで保存すると、より長い期間保存できる可能性が高まります。
このように、黒にんにくは通常の食品より長い期間保存できます。
通常の生にんにくでは冷蔵庫や冷凍庫で保存していると、気づけば芽が生えてしまっていたということがよくあります。
しかし、すでに熟成された黒にんにくの場合はそのような心配はいりません。
また、黒にんにくは老化予防や滋養強壮など様々な効果が期待できます。
今回の記事を参考に、黒にんにくの保存方法を変えてみてはいかがでしょうか。
2018年08月12日更新
黒にんにくを食べると、体の調子が良くなり自律神経の改善に効果があったという声を聞くことがあります。
しかし、黒にんにくが自律神経の改善につながるというのは本当なのでしょうか。
自律神経の不調は、不規則な生活やストレスの多い生活を送っていることで起きます。
そこで、今回は自律神経の不調を黒にんにくによって改善効果があるという関係について徹底究明します。
そもそも、自律神経の不調はなぜ起きるのでしょうか。
先ほど述べたように、自律神経の不調は不規則でストレスが多い生活を送っていることが原因です。
ここでは、自律神経の不調が起きるメカニズムについてご説明します。
自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって構成されています。
交感神経は、体を活発に動かすために働く神経です。
副交感神経は体を休めるために働く神経です。
多くの現代人は、ストレスが多い生活を送っていたり、日々忙しいスケジュールで不規則な生活を送りがちです。
そのため体が過度に動いている時間が多くなっているのです。
体が過度に動いている時間が多くなると、交感神経が副交感神経より過度に働き、2つの神経のバランスが崩れてしまいます。
このバランスが崩れることで、自律神経の不調を引き起こし、普段の生活に支障をきたす様々な症状として現れるのです。
結論から言うと、黒にんにくに含まれる成分は、自律神経のバランスを整える効果があります。
その成分はS-アリルシステインとスコルジニンという物質です。
S-アリルシステインという物質は、通常のにんにくを熟成させて黒にんにくとなる際に、にんにくの成分の多くを占めるアリシンが変化した物質です。
実は、S-アリルシステインはアリシンより倍以上の健康効果があるとされています。
これらの物質は、血行をよくする働きがあります。
自律神経の乱れによる症状は、交感神経が過度に働き、筋肉や血行が正常に作用しなくなることで起きます。
血行を良くすることで、各症状の原因を解消するのです。
また、黒にんにくに含まれる物質はからだを内部から温める効果があります。
体を温めてしっかりと休めることで、副交感神経が働き、過度に働いている交感神経とのバランスを整えることができます。
このように、黒にんにくは自律神経の乱れを改善させる効果が期待できるのです。
今回は、黒にんにくと自律神経との関係についてご紹介しました。
黒にんにくは高い健康効果があり、自律神経の乱れによる症状の改善が期待できます。
自律神経の不調に悩まれている方は、日々の食卓に黒にんにくを取り入れてみてはいかがでしょうか。
2018年08月10日更新
最近、健康食品として黒にんにくが注目されています。
黒にんにくは滋養強壮、高い美容効果や老化予防効果を持っていることが医学的に証明されています。
実は、黒にんにくが人気を博している理由にはもう一つあります。
それは、食べても臭くならないという点です。
にんにくというと、あの独特の臭いが特徴ですが、黒にんにくにはそのような臭いがありません。
今回はその謎を徹底解説します。
通常のにんにくには独特の臭いがありますよね。
にんにくの臭いは、翌日になってもとれないことがよくあります。
通常のにんにくには、アイリンという物質が含まれています。
このアイリンがにんにくをすりつぶして調理するときに、アリシンという物質に変化します。
アリシンという物質は、滋養強壮や美容効果など様々な効果をもたらしてくれます。
その一方で、このアリシンこそにんにくの独特の臭いの原因なのです。
黒にんにくは、通常のにんにくを高温多湿の環境下で一定期間熟成させることで黒く変色します。
このとき、臭いの元であるアリシンがS-アリルシステインという物質に変化します。
この変化によって、黒にんにくに臭いはなく味も甘酸っぱく食べやすい味となるのです。
この変化によってもたらす影響は、臭いがなくなるということだけではありません。
なんとその効果も通常のにんにくより大幅に増加します。
にんにくには、老化を予防する抗酸化力を高めるケルセチンやにんにくポリフェノールという物質が含まれています。
黒にんにくへと熟成することによって、これらの物質の含有量は4倍にも増加します。
つまり、黒にんにくの効果は通常のにんにくより4倍の効果が見込めるということですね。
黒にんにくは、臭いがないので通常のにんにくより食べやすい食品です。
にんにく独特の臭いが苦手という方も気兼ねなく食べられます。
しかも、通常のにんにくの効力より黒にんにくが体にもたらす恩恵ははるかに大きいです。
「にんにくの効果は魅力的だけど、臭いが嫌い」という方に大変おすすめです。
今回は、黒にんにくを食べても臭くならない理由についてご説明致しました。
黒にんにくは、お子様からご年配の方まで食べることができ、高い健康効果を発揮してくれるでしょう。
黒にんにくは食品ですので、毎日どのタイミングで食べても問題ありません。
にんにくに対して苦手なイメージを抱いていた方は、ぜひ黒にんにくをお試しください。