2022年01月10日更新
黒にんにくは、疲労回復、血行促進、老化防止など、様々な効用が期待できますよね。
では、デメリットはあるのでしょうか。
また、誰でも食べても良いものなのでしょうか。
今回は、このような点について解説します。
黒にんにくにご興味がある方はぜひご覧ください。
私達の身体に嬉しい効用を多く持った非常に優秀な黒にんにくですが、デメリットはあるのでしょうか。
最初に結論を申し上げておきますと、黒にんにくにはデメリットはありません。
このように表現されるとかなり疑い深いですよね。
詳しく解説していきます。
まず、にんにくのデメリットから見ていきましょう。
1番に思い浮かぶのは、あの独特なにおいですよね。
食欲をそそるにおいではありますが、にんにくを食べた後は体臭や口臭に気を遣う必要があります。
接客業をしている方の中には、絶対食べないようにしているという方もいらっしゃるかもしれません。
他には、善玉菌をやっつけてしまうことが挙げられます。
にんにくには非常に強い殺菌作用があり、腸内の悪玉菌をやっつけてくれる働きを持っています。
しかし、強力すぎるが故に善玉菌までやっつけてしまうので、腹痛や下痢、便秘などを引き起こしてしまう可能性があります。
もちろん食べ過ぎてしまうのも良くありません。
これらの原因は、にんにくに含まれているアリシンという成分です。
しかし、黒にんにくにはこのアリシンという成分がほとんどありません。
熟成されることで、無臭成分であるS-アリルシステインに変化していくからです。
そのため、黒にんにくにはデメリットがありません。
冒頭で紹介したように、黒にんにくには様々な効用があります。
しかし、かなり強い効用なので、飲み合わせに配慮する必要があります。
そのため、黒にんにくは誰でも食べられるわけではありません。
特定の治療薬を飲んでいる方は注意しましょう。
今回は、4つの薬剤を紹介します。
1つ目は、ワーファリンです。
糖尿病の方へのお薬です。
黒にんにくと一緒に服用してしまうと、血液を固まりにくくする作用を助長してしまう可能性があります。
2つ目は、サキナビルです。
抗HIV薬です。
薬剤に対する代謝を早めてしまい、薬の効果を十分に得られない可能性があります。
3つ目は、ピルです。
妊娠を防ぎたい方へのお薬です。
こちらも、薬剤に対する代謝を早めてしまい、効果が薄くなってしまう可能性があります。
4つ目は、シクロスポリンです。
免疫抑制剤です。
薬剤自体の分解を早めてしまい、薬の効果をなくしてしまう可能性があります。
このように、薬剤の効果を大きくしすぎてしまったり、打ち消してしまったりする可能性があるので、食べる際は十分に気をつける必要があります。
また、にんにくに対してアレルギーをお持ちの方も注意が必要です。
にんにくに含まれているジアリルジスルフィドと呼ばれるたんぱく質に対してアレルギー反応を起こすといわれています。
アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあるので、十分に気をつけましょう。
そもそも黒にんにくとは、白にんにくを熟成させたもののことを指します。
熟成することで、甘みが出てドライフルーツのようなフルーティーな味わいを楽しめます。
また、健康と美容に欠かせないアミノ酸やミネラルなどの有効成分の含有量が飛躍的にアップします。
特にアミノ酸は、身体の細胞を作ったり、調子を整えたりする大切な働きを持っています。
ここでは、3つのアミノ酸の種類を解説します。
リジンは人間が体内で作れない栄養素の1つで、必須アミノ酸に指定されています。
そのため、食事から意図的に摂取する必要のある栄養素です。
脳が正常に働くように、脳にブドウ糖を届けて集中力を高めたり、疲労を回復したりしてくれます。
他にも、肝機能、免疫力、新陳代謝のサポートをする役割を持っています。
シスチンは、体内でも生成可能な非必須アミノ酸ですが、合成元が必須アミノ酸なので意識的に摂取しておきたい栄養素です。
美肌や美髪、老化防止に役立つので、美しくあり続けたい方は不足しないように心がけましょう。
アルギニンは、シスチンと同じく非必須アミノ酸です。
成長ホルモンの合成を促すので、筋肉量や代謝アップを期待できます。
リジンと組み合わさることで、ストレスホルモンの放出を抑えてくれる機能もあります。
成長期のお子さまだけでなく、大人や高齢者まで、年齢関係なく摂取しておきたい栄養素ですね。
先程ご紹介したS-アリルシステインは、ナチュラルキラー細胞を活性化させる作用が期待できます。
そのため、身体の中の有害な細胞をやっつけてくれるかもしれません。
今回は、黒にんにくのデメリットについて解説しました。
デメリットがない優秀な食材ではありますが、何事も食べ過ぎは良くありません。
1日2片を目安に、継続して食べていきましょう。
2022年01月06日更新
黒にんにくは、通常の白にんにくと比較すると、見た目に大きな違いがありますよね。
さらに、この2種類のにんにくでは、含まれる成分にも違いがあるため、期待できる効果も当然違います。
そこで今回の記事では、黒にんにくに期待できる効果を紹介します。
黒にんにくの摂取をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
黒にんにくは、通常の白いにんにくを熟成させて作られる、完全自然食品です。
化学薬品や添加物は使用されず、管理された温度・湿度の環境の中、1ヶ月前後熟成させます。
その熟成期間を経て、白から黒へと変色し、とても柔らかく弾力のある黒にんにくができます。
また、見た目の変化だけでなく、にんにくに含まれる成分も大きく変化します。
例えば、強い抗酸化作用のある「ポリフェノール」や「S-アリルシステイン」、健康維持に欠かせない「アミノ酸」などの成分が、白にんにくと比較して飛躍的に向上しています。
さらに、「アリシン」や「スコルジニン」といった、滋養強壮や疲労回復効果が期待できる栄養も、黒にんにくが補ってくれます。
実際に黒にんにくによる効果の検証も進められており、老化防止や病気予防にも効果があるという研究結果も出ています。
そのため、健康維持のために毎日摂取される方も増えています。
しかし、にんにくの持つイメージから、食べるのを遠慮されている方も多いのではないでしょうか。
その要因として、にんにくの持つ独特なニオイや味に関して、気にされている場合が多いでしょう。
もちろん、通常の白にんにくであればニオイや味が気になりますが、黒にんにくは熟成によってかなり変化が出ています。
強烈なニオイが抑えられてかなりマイルドになっており、後味もさっぱりしているため、食後の口臭も気になりません。
また、ドライフルーツのような食感で、甘酸っぱい味わいが特徴であるため、おやつ感覚で幅広い年代の方が美味しく食べられます。
食べるタイミングを見極めて、黒にんにくの効果をより実感したいとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、どの時間帯に食べても効果に変化はありませんが、人によってオススメの時間帯はあります。
そこで、オススメの食べるタイミングを4つ紹介します。
1つ目は、「夜」です。
その日の疲労回復を期待する場合は、夜に食べることをオススメします。
黒にんにくに含まれるビタミンB1による、疲労回復効果が期待できるため、夕食後や料理に取り入れて食べると良いでしょう。
また、先述した通り、黒にんにくは夜食べてもニオイが気にならないため、安心して食べられます。
2つ目は、「朝」です。
朝に食べるメリットとして、生活習慣に取り入れやすいことが挙げられます。
毎朝の食事に黒にんにくを取り入れ、継続して食べると良い効果が期待できます。
栄養が豊富に含まれる黒にんにくを朝食にすれば、日中を元気に過ごすエネルギー源になるでしょう。
3つ目は、「運動前」です。
運動前に黒にんにくを食べると、脂肪の燃焼を助けてくれる効果が期待できます。
スポーツをされる方は、エネルギー補給として運動前に食べることをオススメします。
4つ目は、「間食やおやつとして」です。
少しお腹がすいたタイミングで、おやつとして黒にんにくを食べるのも良いでしょう。
甘酸っぱさと旨味が凝縮されているため、1粒でも満足感が得られやすいです。
様々な健康効果だけでなく、ダイエット効果も期待できます。
にんにくには、脂肪を溜め込まずに効率良く燃焼してくれる効果や、たんぱく質の消化・吸収を手助けする効果があります。
また、基礎代謝を向上させ、痩せやすい体を作る効果などもあります。
さらに、黒にんにくは、通常の白にんにくと比較して、アミノ酸の量・種類が飛躍的にアップしています。
熟成させることで作られた黒にんにくは、脂肪燃焼系のアミノ酸が豊富に含まれています。
そのため、痩せやすい体を作るだけでなく、同時にリバウンドしにくい体づくりにも効果が期待できます。
ダイエットする際に、無理して食事を急激に減らす方も多くいらっしゃいますが、それでは体調を崩す可能性があります。
ただ単に食事を減らすだけでは、筋肉の源であるタンパク質が不足してしまい、脂肪より先に筋肉が落ちてしまいます。
これにより、基礎代謝の低下を招き、脂肪が燃焼しづらくなってしまうため、リバウンドを起こしやすい体になり、結果的に悪循環に陥ります。
あまりに急激なダイエットは、体への負担も大きいため避けるべきでしょう。
また、長続きもしないことからも、しっかりと必要な栄養をとって、無理なく進めると良いです。
今回は、黒にんにくに期待できる効果を紹介しました。
黒にんにくには、体に良い影響を与える栄養が豊富に含まれているので、ぜひ取り入れてみてください。
当社では、モンドセレクションにて最高金賞を受賞した黒にんにくを産地直送で販売しています。
美容や健康でお悩みの方は、ぜひご購入ください。
2022年01月03日更新
近年、健康食品として注目されている黒にんにく。
しかし、実際にどのような効果があるのか、あまり理解していない方も多いと思います。
また黒にんにくは入手したものの、どのように保管すればよいのか分からないという方もよくいらっしゃいます。
今回はそういった方に向けて、黒にんにくの特徴的な効果や、メリット、そして黒にんにくの保管方法についてご紹介します。
皆さんは「抗酸化作用」という言葉をご存じでしょうか。
抗酸化とは、活性酸素を除去してくれる力のことを指します。
ここでは、活性酸素とは何か説明した後、黒にんにくの抗酸化作用についてご紹介します。
活性酸素とはどんな物質でしょうか。
活性酸素とは、一言で言うと、人を錆びさせる(老化させる)物質です。
活性酸素は、外部から侵入してくる菌や微生物を排除するなど、身体の健康を守るために体内で生成されます。
このような良い面がある一方で、活性酸素は反応性が強く、身体の細胞を傷つけることや、体内の物質と反応し、健康へ悪影響を及ぼす物質を生成することがあります。
その性質から、老化や様々な生活習慣病(高血圧など)の原因となっていると言われています。
不規則な生活や食事、ストレスや加齢などによって、活性酸素は過剰増加する傾向にあるため、忙しい現代人やご高齢の方は特に注意が必要です。
ただし、前述の通り活性酸素は、身体にとって良い働きもしています。
したがって、活性酸素の量を体内でバランスよく保つことが必要です。
黒にんにくの持つ抗酸化作用とは何でしょうか。
そんな活性酸素を減らしてくれるのが、抗酸化作用です。
特に黒にんにくは、この抗酸化作用に優れています。
元弘前大学医学部教授の佐々木甚一氏の研究によると、50パーセントの活性酸素を除去する際、生ニンニクを114.9ミリグラム摂取しなければならないのに対して、黒にんにくの場合、たった7.3ミリグラムのみで良いそうです。
つまり、抗酸化作用に関して、黒にんにくは生ニンニクの約16倍の効果を持っているのです。
活性酸素を除去できれば、30、40代の方がよくお悩みの髪のぱさつきが軽減することや、お肌にとっても良い効果が期待できます。
このように、抗酸化作用に優れた黒にんにく。
この章では、改めて、黒にんにくのメリットについてご紹介します。
1つ目のメリットは、疲労回復、体力増強効果です。
黒にんにくには、アルギニンとアスパラギン酸という物質が豊富に含まれています。
これらはアミノ酸の一種で、疲労回復と体力増強効果があります。
黒にんにくの含むアルギニンの量は、普通のにんにくの約3倍で、その効果も大いに期待できるでしょう。
2つ目のメリットは、血行促進、血液サラサラ効果です。
黒にんにくは、血管を広げる作用や、血流を良くする働きを持ち、身体の血のめぐりを良くする作用を持ちます。
さらに、新陳代謝を促進する効果も持つので、基礎代謝が向上し、からだ全体を温めることに繋がります。
したがって、冷え性にも効果的でしょう。
また、黒にんにくは、メチルアリルトリスルフィドという成分を豊富に含みます。
これは血液をサラサラにする物質で、病気の予防に効果的です。
3つ目は、老化防止効果です。
黒にんにくは、老化の原因とも言われる活性酸素を除去する、抗酸化作用を強く持ちます。
それでは、黒にんにくをどのように保存すれば良いのでしょうか。
常温、冷蔵、冷凍の場合に分けてご紹介します。
黒にんにくは、常温の場合、1~2か月保存可能です、
しかし、湿気の多い場所や密閉容器に保存すると、カビや腐敗の原因になります。
そのため、新聞紙に包んだ状態で、風通しのよい冷暗所に保存するのがおすすめです。
新聞紙で包むことで余計な水分を吸収してくれます。
また、にんにくはある程度ばらすことで、にんにく自体の水分でカビが発生することを防げます。
一日の気温差が激しい季節では、結露によるカビが発生する恐れもあるので、その場合冷蔵庫保存も活用しましょう。
冷蔵保存の場合、2~3か月保存可能です。
常温の場合と異なり、冷蔵庫では気温差による結露の心配はありません。
しかし、にんにく自体の水分によって湿気がこもらないように、密閉容器は避けましょう。
新聞紙や、キッチンペーパーなどで包んで保管することがおすすめです。
容器に入れて保管する場合は、完全密閉せず、少し蓋を開けておくのが良いでしょう。
冷凍保存の場合、半年~1年程度保存可能です。
冷凍すると乾燥するため、皮を剝きやすい状態になります。
黒にんにくは、元から水分量が少ないため、堅くならず、味への影響も少ないでしょう。
今回は、黒にんにくの抗酸化作用や、メリット、そして黒にんにくの保管方法についてご紹介しました。
当社の黒にんにくは、モンドセレクションで10年連続金賞、そのうちの4年間は最高金賞を取得するなど、高い品質を誇ります。
黒にんにくに興味がある方、ご質問がある方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。
2021年12月30日更新
にんにくには栄養素がたくさん含まれていることをご存知の方も多いのではないでしょうか。
同じにんにくでも黒にんにくについてご存知でしょうか。
この記事では、黒にんにくに含まれている栄養素や健康効果について詳しく解説します。
黒にんにくとは、普通の白にんにくと違う品種と勘違いされている方も多くいらっしゃいます。
黒にんにくは、違う品種ではなく、白にんにくを熟成させたものです。
黒にんにくを熟成させることで、にんにくに含まれるアミノ酸や糖が黒く変化します。
熟成させることで、より一層効果がパワーアップしています。
白にんにくと大きく違う特徴として、味や臭いが挙げられます。
白にんにくといえば、刺激のある味と強烈な臭いであり、これはにんにくに含まれるアリシンという成分によるものです。
熟成することによって、アリシンの量が大きく減少し、特有のきつい臭いがなくなります。
味も、刺激があり、独特なものから、ドライフルーツのようなフルーティーな味に変化します。
また、黒にんにくに含まれる主な栄養素として挙げられるのが、「S-アリルシステイン」「ポリフェノール」「アスパラギン酸」です。
熟成することで、アリシンがS-アリルシステインという特有の成分に変化します。
また、もともと白にんにくにも含まれているポリフェノールやアミノ酸の量も熟成発酵によって倍増します。
同じにんにくでも、味や臭い、栄養素が大きく変化しています。
皆さんは、黒にんにくに含まれる栄養素についてご存じでしょうか。
あまりイメージが湧かない方も多いでしょう。
黒にんにくは、様々な栄養素が含まれており、健康状態を改善してくれます。
その中でも特に注目したい栄養素がアミノ酸です。
黒にんにくに含まれるアミノ酸を3つ紹介します。
1つ目は、「リジン」というアミノ酸です。
体のタンパク質の約2〜10パーセントはこのリジンで構成されており、体内で生成できないアミノ酸です。
脳に必要なブドウ糖の運搬をサポートし、疲労回復効果や集中力アップが期待できます。
また、免疫力アップ、肝機能や育毛にも効果があります。
2つ目は、シスチンというアミノ酸です。
シスチンは、メチオニンを材料に体内でも生成できるアミノ酸ですが、不足しないように積極的に取り入れましょう。
強力な抗酸化作用や代謝サポートの能力があり、美容に非常に効果があります。
特に美肌効果が期待でき、シミやそばかす、肌荒れを改善します。
3つ目は、アルギニンというアミノ酸です。
アルギニンも体内で生成できるアミノ酸の1つで、成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉組織の増強や代謝アップをサポートしてくれます。
成長期の子供や体を鍛えている人は、体内で生成される分では不足しがちであるため、積極的に取り入れましょう。
また、成長と共に分泌量は減っていくため、大人や高齢者の方も取り入れるべき栄養素です。
他にも、アミノ酸以外にもポリフェノールやS-アリルシステインという栄養素が含まれています。
黒にんにくにはポリフェノールやS-アリルシステインが白にんにくより豊富であり、更なる効果が期待できます。
有害物質である活性酸素をブロックし、疲労回復、老化予防や病気の予防に役立ちます。
S−アリルシステインがウイルスやがん細胞と戦い、免疫力向上をサポートしてくれます。
黒にんにくは、基本的には白にんにくと同じような効果を持っています。
黒にんにくに期待できる効果として、「免疫力の向上」「疲労回復」が挙げられます。
1番効果が期待できるのが、「免疫力の向上」です。
黒にんにくを食べることで、S-アリルシステインがリンパ球内のNK細胞を活性化してくれます。
また、ポリフェノールによる抗酸化作用で、体の酸化予防や毒素排出をサポートしてくれます。
黒にんにくを食べ続けることで、病気に負けない体づくりができます。
次に、即効性が期待できる「疲労回復」です。
黒にんにくのポリフェノールとS-アリルシステインが活性酸素を取り除いてくれ、疲労が溜まりにくい身体になります。
また、アスパラギン酸の毒素排出と乳酸除去の働きによって、疲労の原因が取り除かれます。
黒にんにく特有のS-アリルシステインが、体に良いNK細胞を活性化してくれます。にんにく本来の有機ゲルマニウムという成分が効果を発揮するのです。
有機ゲルマニウムは漢方として使用される植物に多く含まれ、様々な健康効果が期待できます。
以上が、黒にんにくの効果についてでした。
今回は、黒にんにくに含まれる栄養素や効果について解説しました。
「にんにくが健康にいいことは知っているけど、独特の臭いや味が苦手で食べられない」という方も、黒にんにくは臭いも味も全く異なるため、1度挑戦してみてはどうでしょうか。
続けて食べるのが面倒臭いという方には、サプリで摂取するのがおすすめです。
2021年12月26日更新
黒にんにくが健康にいいことをご存知でしょうか。
にんにく自体、栄養価が非常に高い食べ物です。
黒にんにくには、様々な栄養素が含まれており、健康状態を改善してくれます。
この記事では、黒にんにくの効果や含まれる栄養素について紹介します。
黒にんにくは、白にんにくを熟成発酵させたものです。
基本的には白にんにくと同じ効能効果を持っています。
期待できる効能効果として、「疲労回復」「滋養強壮」「冷え性改善」「動脈硬化の予防」「免疫向上効果」が挙げられます。
では、白にんにくと、それを熟成発酵させて作る黒にんにくにはどのような違いがあるのでしょうか。
主な違いは3つあります。
1つ目は、「S−アリルシステイン」があることです。
白にんにくを熟成させると、「S−アリルシステイン」という成分が生まれます。
この成分は、黒にんにく特有のものです。
活性酸素と悪玉コレステロールの結合を防ぎ、生活習慣病を予防します。
2つ目は、遊離アミノ酸が豊富なことです。
にんにくには遊離アミノ酸が豊富に含まれており、黒にんにくは白にんにくの1,5倍の量です。
私たち人間を構成する成分の20パーセントは、アミノ酸で構成されており、生命活動に重要な役割を担っています。
そのアミノ酸の中でも、単体で活躍するのが遊離アミノ酸です。
3つ目は、活性酸素をブロックするポリフェノールが豊富なことです。
ポリフェノールは、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える働きをします。
白にんにくにもポリフェノールは含まれていますが、熟成発酵することによって、含有量が増えています。
私たちの健康や美容を保つために非常に重要な栄養素の1つです。
以上のように、白にんにくを熟成発酵させると効果がさらにパワーアップします。
食べ方や食べる時間を意識することでより高い効果を発揮します。
食べる時間としては、目的によって違ってきます。
黒にんにくに豊富なポリフェノールは、美肌づくりに欠かせない栄養素です。
お肌の修復は成長ホルモンが分泌される夜に行われるため、美肌効果を目的とする場合は、寝る前に食べるのがおすすめです。
疲労回復を目的とする場合は、食後に食べるのがおすすめです。
夏バテなどの疲労を感じているときは、胃も弱っていることがよくあります。
黒にんにくに刺激はありませんが、胃に負担をかけないよう、食後に食べる方が良いでしょう。
疲れていたり寝不足であったりする場合は、寝る前に食べるのがおすすめです。
寝不足で次の日がだるいという時には、寝る前に食べるとエネルギーが作られ、次の日には疲労がリセットされているでしょう。
人間の身体の20パーセントはアミノ酸で構成されています。
そのため、人間が生命活動を行うのにアミノ酸は必須です。
そんなアミノ酸が黒にんにくに豊富に含まれていると解説しましたが、アミノ酸にも種類がたくさんあります。
アミノ酸の中でも特に注目したい3つを紹介します。
1つ目は、リジンと呼ばれるアミノ酸です。
体内の2〜10パーセントはリジンで構成されており、体内で生成できないアミノ酸です。
リジンは、脳に必要なブドウ糖の運搬を促進し、集中力アップや疲労回復効果があります。
また、免疫力アップ、肝機能や育毛などをサポートする効果も持っています。
2つ目は、シスチンと呼ばれるアミノ酸です。
このシスチンは体内でも生成されますが、不足しないように自主的に摂取するべきアミノ酸です。
抗酸化作用や代謝をサポートする働きがあり、身体の酸化や老化を防止し、美肌にも導いてくれます。
健康や美容のために積極的に摂取したい栄養素です。
3つ目は、アルギニンと呼ばれるアミノ酸です。
アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促し、筋肉組織の増強や代謝アップをサポートしてくれる働きがあります。
アルギニンはシスチンと同じく体内で生成できるアミノ酸ですが、成長期の子供や体を鍛えている人は積極的に取った方が良いでしょう。
また、成長と共に体内での分泌量は減っていくため、大人や高齢者の方も摂取するべき栄養素です。
他にも、ポリフェノールやS−アリルシステインという栄養素があります。
先述したように、黒にんにくにはポリフェノールやS−アリルシステインが白にんにくよりも非常に多く含まれており、更なる効果が期待できます。
有害物質である活性酸素をブロックし、疲労回復、老化予防や病気の予防に役立ちます。
また、S−アリルシステインは、がん細胞やウイルスと戦い、免疫力向上をサポートしてくれます。
今回は黒にんにくの効果や含まれる栄養素について紹介しました。
黒にんにくは、栄養も豊富で食べやすく、臭いもほとんどありません。
しかし、続けて食べるのが面倒臭いという方には、サプリが手軽でおすすめです。
黒にんにくで健康や美容をサポートするため、毎日の習慣に取り入れてみてください。