2019年01月26日更新
毎日トイレにこもるけれども、便秘気味で悩んでいる人は、食事や運動などいろいろなことをしていることでしょう。
特に食べ物では、芋やごぼうなどの食物繊維が効果的というのが有名ですが、それ以外にも実は便秘に効果のある食べ物があります。
それは独特のにおいを持つにんにくです。
にんにくというとスタミナをつけるために食べるというイメージが強いですが、実は腸の働きを助けてくれる食べ物です。
というのもにんにくには、あのにおいの元になるアリシンという成分が含まれています。
アリシンには、強い殺菌作用があると同時に、腸まで届けば蠕動運動を促す働きもあるからです。
便秘は、蠕動運動を行う筋肉が衰えているため、腸が動かないことが原因になっていることもあります。
アリシンの力でそれが解消できれば、溜まっていた宿便がスムーズに出てきやすくなるのです。
ただ、気をつけなければいけないのはアリシンには、前述のように強い殺菌作用が有ることです。
腸には大量の腸内細胞がいて、そのなかで善玉菌、悪玉菌、日和見菌が繁殖しています。
善玉菌が優勢となるか、悪玉菌の力が強くなるかで腸の働き、ひいては体全体の健康状態が左右されます。
その腸内細菌をアリシンは区別なく殺菌してしまうのです。
善玉菌はもちろんのこと、実は悪玉菌もある程度は体にとって必要な役割を持っています。
それらが全ていなくなれば、体を壊してしまうのは当然のことです。
それに加えて、アリシンの刺激は胃などの消化器官では消化液の過剰分泌を促します。
消化液は通常ならば、消化器官とならないような量に調節されているのですが、過剰分泌となれば胃壁などが壊れて出血してしまうのです。
夏バテ防止にとにんにくを食べすぎて病院に担ぎ込まれてしまう人がいるのはそのためです。
「便秘に効果があるとしても、体を壊すかもしれないならどうすればいいのか」というと食べ過ぎに気をつけるという事です。
摂取量の目安は調理法によって異なります。
アリシンはアリインという成分が変わることで出来るのですが、加熱すると変化が起きなくなるのです。
もちろん、変化が起きなければその効果もないのでそれでは便秘の解消効果も薄れてしまいます。
ですから、1日あたりの摂取量は生であれば1片でいいのですが、加熱すれば3片くらいまでというのが目安です。
もし、料理で食べるのは口臭がして人と会うのが恥ずかしくなる、というようであればにんにくの成分が入ったサプリメントを試してみると良いでしょう。 どこのメーカーでもあまり口臭はしないと言われています。
2019年01月24日更新
たかが便秘と侮っていませんか?
お腹の中に便が溜まった状態だと気になって落ち着いて毎日を過ごすことが出来ませんし、お肌も荒れるし病気にもなりやすくなります。
息もおならも臭くなるので人と会うことさえ億劫になってしまいます。
そんな便秘ですが、女性の方が男性よりも4倍ほども多く、たくさんの方が悩まされています。
女性は男性の体に比べて筋力が衰えることから便を出す力が弱いのが原因です。
その他にもムリなダイエットをしてしまったり、恥ずかしいから、忙しいからと便意が来ても我慢してしまうといった女性特有の行動も症状の悪化に拍車をかけてしまいます。
無理に食事量を減らしたりしていると便が出にくくなるだけでなくとにかく栄養を取り込もうと身体がするので太りやすくなってしまいます。
排便反射を我慢していると、逆に水分が抜け切ったカラカラの便となりトイレ時間は長くなってしまいます。
まずは自身の習慣をもう一度見直すようにしてください。
ただし、女性の方が多いというだけで男性でも症状に苦しんでいる方がいます。
特に原因となるのがストレスや生活習慣の悪化で、大腸・直腸・肛門などの働きが乱れているというものです。
対処方法としては、やはり日々の生活を見直してみることです。
便秘はストレス社会と言われ、忙しい毎日を送っている現代人のいわば現代病の一つなのです。
もしも下痢と便秘の両方を交互に繰り返すのであれば「過敏性腸症候群」の可能性が高くなります。
腸が精神的ストレス・自律神経失調などで刺激に過敏になり便通異常へと繋がっているのです。
ストレスを完全に無くすことは不可能ですが、少しずつ解消するすべは知っておくことが必要です。
ストレスと便秘、両方の対処法として運動はいかがでしょう。
身体を動かして汗を流していると嫌なことが忘れられます。
身体が適度に疲れて睡眠が安定すれば自律神経も落ち着いてくるでしょう。
何より、筋肉が付くことで便を外に押し出す力が取り戻せます。
場合によっては、大腸がんなど大きな病気が隠れていることもありますし、便が溜まることが原因で大きな病気にならないとも限りません。
症状が続くようであれば病院を訪れることも考えてみましょう。
自身の判断で市販の薬を使って強制的に排出するだけであれば、身体が持っている便を出す機能が衰えてしまいます。
そうなると更に強い薬を使わなければならなくなり、悪循環を繰り返すことになるのです。
栄養バランスを考えて食事を1日3食取る・食物繊維を意識して摂取するだけでも違ってきます。
日常の中で自然にまた便意を取り戻せるようにしましょう。
2019年01月22日更新
にんにくには美容と健康に役立つ効果があります。
昔から国内外で香辛料や強壮食品として使用され、中枢神経と脂質代謝に働きかけます。
血液を拡張するので血液の流れが活発になります。
血管内の疲労因子が取り除かれることで、ストレスからくる神経性の胃痛や便秘、肩こりの解消が期待できます。
悪玉コレステロールを低下させて血管を強化し、血管を詰まらないようにします。
筋肉の血行をよくして体を温めることができ、冬は風邪の予防に使われることも多いです。
血管の老化は体に様々な悪影響を及ぼします。
血管細胞の新陳代謝が促され若々しい弾力を持つようになると血液がきれいになります。
血行がよくなり血液がきれいになると肌にも良い影響を与えます。
また、昔から知られているのが疲労回復効果です。
疲労原因のひとつはビタミンB群の不足で、ビタミンB群が足りないとエネルギー源になる糖質が十分に燃焼しないので体が疲れやすくなります。
ビタミンB群を多く含む食品を摂取することで疲れにくい体を作れます。
女性に嬉しいのが美容効果で、美肌美人が多い韓国では1人あたりのにんにく消費量が約7kgと日本の20倍もあります。
にんにくを別の食材と一緒に調理すると、よりパワーアップできます。
にんにくの美容効果は古代エジプト時代から知られています。
皮膚細胞を活性化させるので美肌の維持にも役立ちます。
年齢を重ねた女性の中にはホルモンバランスの乱れで肌トラブルが発生し悩んでいる人もいますが、ホルモン分泌を促し調整する作用がある食品は、肌荒れにも効果的です。
自律神経の働きを正常にするのでストレスから生じるニキビを防ぐこともできます。
また、日本では美白ケア化粧品が売れていますが、体の内側から美白を目指したい人は野菜と一緒に食べることでビタミンEとビタミンCを摂取できます。
ビタミンEは血行を促し、ビタミンCは透明感のある肌をサポートします。
ビタミンEもビタミンCも抗酸化作用が強く、活性酸素の害から体を守ってくれます。
活性酸素は老化や病気の原因になるので、活性酸素の害を防ぐことはアンチエイジング対策になります。
活性酸素が原因でシミなどの色素沈着やシワができると回復するまでに時間がかかります。
毎日食べる食事に抗酸化食品を加えることで、活性酸素に負けない体を作ることができます。
にんにく卵黄は昔から風邪の予防に使われている食品ですが、美容にも良い影響があります。
卵黄には強い抗酸化作用を持つビタミンEに加えて皮膚の細胞を活性化させるレシチンが豊富に含まれているので、美肌の維持に役立ちます。
2019年01月20日更新
にんにくはいろいろな料理の味付けやアクセントとして使われています。
健康に良い食材であることはよく知られていますが、実は脂肪燃焼効果もあるということです。
そのためダイエットをしている人にもおすすめの食材だという事を知っておきましょう。
ビタミンB1は糖代謝を高めてくれる成分ですが、水溶性なので体内に吸収しにくいという特徴があります。
にんにくの有効成分であるアリシンはデリケートなビタミンB1と結合するとアリチアミンという成分に変化します。
このアリチアミンは脂溶性なので腸から吸収されて体内に入ることができます。
結果として糖をエネルギーへ変換できるようになります。
そのため痩せやすい体質になるということです。
にんにくに含まれるアリチアミンはノルアドレナリンの分泌を促すという作用もあります。
ノルアドレナリンの血中濃度が上がることにより、体内の余分なエネルギーを燃焼できるようになります。
代謝がアップすることで脂肪を燃焼しやすくなりますし、ダイエット効果が期待できるということです。
にんにくに含まれるスコルジニンには善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすという効果があります。
また、油と一緒に加熱するとアホエンという成分が発生します。
このアホエンには血栓を作りにくくする働きや脂肪分解酵素の働きを抑制し、脂肪の分解を抑えるという働きがあります。
また、肝臓でコレステロールが作られる酵素の働きを抑えてくれますし、悪玉コレステロールが作られるのを阻止してくれます。
にんにくはダイエットに役立つ食材ですが、摂取する際には注意点もあります。この食材に含まれるアリシンは強力な殺菌成分であり、腸内の悪玉菌だけでなく善玉菌も殺菌してしまいます。
そのため食べ過ぎると胃痛や腹痛といった副作用が出てしまうこともあるので注意しましょう。
ダイエットのために摂取する場合、1日1欠片を目安にするのがおすすめです。
過剰摂取すると血中のヘモグロビンが溶けてしまうこともあります。
貧血や血が止まりにくいといった症状が出てしまうこともあるため、摂取量に気をつけてダイエットをしていきましょう。
健康的に痩せるためには毎日摂取を続けることが大切です。
独特の臭いはアリシンによって発生するものですが、加熱することで減少します。
ダイエットしたいけれど臭いが気になる場合は加熱してから食べると良いでしょう。
食後に臭いが気になる場合、りんごを食べることで臭いをすぐに消すことができます。 また、牛乳などの乳製品にも消臭効果が期待できます。
2019年01月18日更新
にんにくを購入してストックしておくと、料理などで使い切ってしまう前にいつのまにやら芽が出てしまって、対応に苦慮した経験をお持ちでは無いでしょうか。
これが仮にジャガイモなら、有毒な物質が含まれているのでそのまま廃棄、と言う流れになりますが、にんにくになるとその性質はあまり知られていないので、食べることが出来るのか、それとも廃棄するべきなのか判断に迷ってしまうものです。
そこで今回は発芽してしまったにんにくを食べることができるのか、周辺事項もあわせてご紹介しましょう。
結論から先にいうと、伸びてしまった部分を食べることは特に問題ありません。
ジャガイモのように食べると毒になるような物質は含まれていないので、ねぎなどの食材の延長線上で調理して食べることが出来ます。
スーパーの生鮮食材売り場で並んでいるにんにくの芽と同じなので、食材として利用することに問題はないわけです。
普段、すり下ろしたりスライスして使用しているのは「リンペン」と呼ばれる部分です。
このリンペンに含まれる栄養分を元に、茎が伸びてくるわけです。
リンペンをカットすると、根元にある茎になる部分が硬く、調理すると食感に影響するので、料理のレシピでは事前に包丁で取り除くように指示されている場合が多いものの、そのまま食べてしまっても栄養学的には特に支障はないのです。
それどころか、芽の部分は実は豊富な栄養分が含まれているという点については、本体である「リンペン」と同様なのです。
食物繊維やビタミン・ミネラルなどが各種豊富に含まれています。
とはいっても長期間放置することで初めて生じる現象なので、出来ればはやめに使い切ってしまうことがベターです。
茎が伸びるというのは、成長を始めてしまうことに他ならないので、リンペンに含まれている栄養素も成長のために消費されてしまいます。
本来のおいしさを堪能したい人は、賞味期限内で使い切るのがおすすめです。
そのため、芽が出てしまったにんにくを取り扱うときには注意が必要です。
それと言うのも、賞味期限を過ぎてしまっていることが多いため、同時に警戒するべき状況でもあるからです。
中身がすかすかしている・異臭がしたり水分が出てベタつきを感じるときには料理に使用するべきではありません。
これほどの顕著な異変が無い場合でも、ニンニクの鮮度を調べるには皮の色合いをチェックするのが一番簡単です。
白い皮が時間経過に従って黄色く変化していきます。
白くみずみずしかった外見が黄ばんでいるようなら、いっそのこと破棄してしまった方が良いでしょう。