2019年04月03日更新
にんにくは古くは薬とも呼ばれていたほど、健康に効果的な食べ物です。
その代表的な効果に風邪予防があります。
しかし、にんにくを食べることで風邪予防ができる理由について詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、にんにくの風邪予防効果について説明していきたいと思います。
にんにくはなぜ風邪予防に効果的と言われているのでしょうか?
それを知るためにはまず風邪の原因から考える必要があります。
風邪の原因はウイルスです。
体内にウイルスが侵入することによって引き起こされます。
そのため最も効果的な対策はウイルスに全く触れないということですが、それは現実的ではありませんよね。
そこで、にんにくを食べることが効果的です。
もう一つの対策として、体内に侵入した菌やウイルスを殺菌・抗菌するということがあります。
にんにくはこの殺菌、抗菌という点で力を発揮します。
にんにくにはアリインという硫黄化合物が含まれています。
このアリインがにんにくの組織が破壊されることによってアリシンという成分に変わります。
このアリシンには高い抗菌作用があります。
この作用によって体内に侵入した細菌やウイルスを撃退することが可能になります。
にんにくを食べ腸内に潜む悪玉菌や風邪の原因となるウイルスを殺すことによって、風邪予防をすることができるのです。
先程もご紹介したアリシンには体温を上昇させる、交感神経を刺激してホルモン分泌を促すという効果もあります。
これによって体内の免疫細胞が活性化し、風邪にかかりにくい体を実現することができます。
上記でご紹介した効果以外にも食欲増進や不眠改善などの効果もあり、生活習慣を整え、風邪を引きにくい体に近づけることができます。
せっかく風邪予防を期待してにんにくを食べるわけですから、できる限り効果的に摂取したいですよね。
にんにくの有効成分であるアリシンは、にんにくの組織が破壊されることによって生み出されます。
ですので、すりおろす・刻むなどの調理法が適しています。
しかし、アリシンは臭いの原因でもあるため、強烈な臭いが気になるという方もいるかと思います。
そんなときにはオリーブオイルなどの油に混ぜたり、調味料のように使用すると臭いを抑えることができます。
また、にんにくは大量に食べると、その効果の高さから体調不良を引き起こすこともありますので、その点には注意しましょう。
今回はにんにくの風邪予防効果についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
万能薬とも呼ばれるにんにくですが、予防にも効果があるとは驚きですよね。
にんにくの健康効果を得るためには1度に大量に食べるのではなく継続して食べることが大切です。
毎日の食卓に少量のにんにくを加えてみてはいかがでしょうか?
2019年04月01日更新
「高血圧にはにんにくを食べると良い。」
こんなことを聞いたことのある人はいませんか?
にんにくを食べると体が暖かくぽかぽかしてくることから、血圧が上がるのではないかと考える人も中にはいるかもしれませんが、にんにくの血圧低下効果は科学的にも証明されている事実です。
この記事ではにんにくの血圧低下効果について解説させていただきます。
塩分の摂りすぎ、慢性的な運動不足、ストレスといった生活習慣が原因になり起こる高血圧ですが、血圧が高くなるとどうなってしまうのでしょうか?
高血圧はサイレントキラーと呼ばれています。
これは、高血圧にはこれといった自覚症状がなく、突然脳卒中や心筋梗塞が引き起こってしまうからです。
ある日突然そういった死の危険がある症状が起こってしまう恐ろしい状態が高血圧なのです。
にんにくにはたくさんの健康成分が含まれています。
その中から血圧低下に効果的とされている成分を3つご紹介します。
言わずとしれたにんにくの代表的な健康成分がアリインです。
このアリインは、にんにくの細胞が壊れると強烈な臭いの原因でもあるアリシンに変化します。
アリインは腸管から吸収され、血液中の脂肪の燃焼を盛んにする効果があります。
にんにくを食べた時に体がぽかぽかするのはこれが理由です。
それだけでなくコレステロール値の上昇を抑えてくれるため、血行の流れが良くなります。
そうすると自然と血圧が低下します。
硫化水素はにんにくを食べた後に体内で生み出される物質です。
これは血管の拡張を促します。
にんにくを食べた後、硫化水素が体内に発生し、血管に入ると血中の酸素濃度が低くなったときのように酸素を多く取り込もうとするため血管が拡張し、血圧を低下させます。
スルフィド類もアリイン同様に硫黄化合物です。
これは、アリシンをオイルに溶かした時に分解と結合をして生み出される揮発性の物質です。
スルフィド類は血小板の粘着力を弱める作用を持っているため、血液をより流れやすいサラサラの状態にしてくれます。
また交感神経を刺激し、代謝を促す作用もありますので、末梢血管を拡張します。
この記事ではにんにくの低血圧効果について解説しましたが、いかがでしたか?
にんにくにはいくつもの低血圧効果が期待される効果があることがお分かりいただけたかと思います。
サイレントキラーとも呼ばれる恐ろしい高血圧を予防、対策するために日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
2019年03月30日更新
にんにくは「万能薬」とも呼ばれるほど、健康に効果的な食べ物として世界的に有名です。
皆さんはにんにくがこれほどまでに健康に効果的と言われるか知っていますか?
それはにんにくにたくさんの効果を持った成分が含まれているからなのです。
この記事では、そんな成分の中から代表的なアリシンについてご紹介したいと思います。
にんにくの健康成分としてよく知られているアリシンですが、実はこれはそのままの状態のにんにくに含まれているわけではないんです。
にんにくには硫黄化合物のアリインという成分が含まれています。
にんにくの組織が破壊された時にこのアリインが酵素であるアリナーゼの作用によってアリシンへと変化します。
このアリシンは本来にんにくの自衛のためのもので、あの強烈な臭いの元となる成分です。
例えば、にんにくを虫がかじったとします。
この時ににんにくに含まれるアリインがアリシンへと変化します。
そして虫は臭いにやられて逃げていくというわけですね。
さて、アリシンがどういったものかというのはお分かりいただけたかと思います。
ここからはそのアリシンを私たち人間が食べた時にどんな健康効果を持っているかについてご紹介したいと思います。
にんにくを食べるとスタミナがつくというのはよく聞く話ですよね。
これはアリシンによる疲労回復効果の賜物です。
体力をつけるためにはエネルギー源となる栄養素などを摂取しますが、それらはあくまでもエネルギーの源であって、食べたからすぐにエネルギーになるわけではありません。
それらをエネルギーに変えるためには代謝をする必要があり、そのためにはビタミンB1が大きな役割を果たします。
アリシンにはこのビタミンB1の働きをより活性化させる力があります。
ビタミンB1は本来、水に溶けやすくその働きを維持しにくいという性質がありますが、アリシンによってより持続させることができます。
古くから薬として扱われることもあったにんにくには、アリシンによる強い抗菌作用があります。
これによって腸内の悪玉菌などを殺菌することができ、免疫力が上がり風邪予防ができることはもちろんのこと、食中毒の防止も期待できます。
その効果はかなり強力ですので、食べ過ぎると腸内の善玉菌も殺してしまう可能性がありますので、くれぐれも摂取量には注意しましょう。
今回はにんにくに含まれるアリシンがもつ健康効果についてご紹介しましたがいかがでしたか?
にんにくにはアリシンを始めとして様々な健康に有効な成分が含まれます。
少量を継続して摂取していくことでそれらの効果は発揮されますので、毎日の食事に取り入れてみると良いかもしれませんね。
2019年03月28日更新
健康に効果な食材として、日本だけでなく世界中で人気なのがにんにくです。
スタミナをつけたいとき、風邪予防や代謝を良くしたいとき、など様々な場面で効果的な食材です。
今回はにんにくがどうしてそんなに健康に効果的なのか、その理由となる栄養素についてご紹介したいと思います。
それではさっそくにんにくの成分を見ていきましょう。
アリシンという成分は聞いたことがあるでしょうか?
アリシンはにんにくの代表的な健康成分ですが、そのままの状態のにんにくに含まれているわけではないのです。
アリシンはにんにくの中のアリインというアミノ酸が、にんにくに傷がついたときにアリシンに変わったものです。
この反応は傷ついた部位から出てくる酵素アリイナーゼによって行われます。
にんにくが傷つくことによってアリインが変化したアリシン。
これはにんにくの独特の強烈な臭いの原因で、にんにくを虫や動物から食べられることから守る役割があります。
この成分には強い抗菌、殺菌作用があり、食べることで免疫力の向上や風邪予防が期待できます。
これはアリシンとビタミンB1が結びついたものです。
ビタミンB1は体内でエネルギーを作り出すのに有効ですが、水溶性で体内に留まりにくいため尿として排泄されやすいという特徴があります。
アリシンと結びついたアリチアミンは脂溶性を獲得し、体内に留まりやすく、その作用をより発揮しやすくなります。
にんにくに含まれるスルフィド類の一つがMATSです。
これは血液の中にあり、かさぶたの生成などに働く血小板が体内で固まることを避ける力があり、血の塊である血栓が体内でできることによって起こる心筋梗塞や脳卒中などの症状を予防する効果があります。
MATS同様に血小板が固まるのを抑制する成分がアホエンです。
さらにその効果はMATSよりも強力であるとされています。
また、アホエンにはアリシン同様に殺菌効果があると言われています。
この記事ではにんにくがどうして健康に良いのか、その成分をご紹介しましたがいかがでしたか?
にんにくにはこれほどの健康成分が含まれていますが、あくまで薬ではなく食材ですので、食べてすぐにその効果が出るというものではありません。
効果を得るためには毎日、適切な量を継続して食べていくことが大切です。
私たちはにんにくの加工食品を取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2019年03月26日更新
「黒にんにくなんて存在するの?」
にんにくと聞くと、普通は白いにんにくを思い出しますよね。
そのため、黒にんにくと聞いたら、このように疑問を持たれるかもしれませんね。
「普通のにんにくとの違いって何?」
このように思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、黒にんにくには、健康によい成分が多く含まれます。
そこで今回は、黒にんにくの成分や、その効果について説明します。
黒にんにくに興味をお持ちの方は、ぜひ一読ください。
アルギニンという言葉を耳にしたことはありますか?
おそらくあまり聞きなれない言葉だと思います。
アルギニンは、免疫反応の活性化や、コラーゲン生成の効果がある成分です。
さらに、免疫力の向上や、怪我の自然回復を早める効果もある成分です。
このように、アルギニンは、体に良い効果が数多く存在する成分です。
ですので、栄養ドリンクにも多く含まれます。
「じゃあ栄誉ドリンクを飲めばいい」
このように思われる方もいるでしょう。
しかし、黒にんにくには、アルギニンが非常に多く含まれます。
その量は、白にんにくの3倍ともいわれます。
ですので、アルギニンの効果を十分に受けるためには、黒にんにくがおすすめです。
ポリフェノールという成分は、耳にしたことのある方もいるでしょう。
ブルーベリーやワインに多く含まれる成分ですね。
しかし、ポリフェノールの効果については、詳しくご存じでない方もいるでしょう。
ポリフェノールは、活性酸素を除去する効果があります。
活性酸素とは、簡単に言いますと、体の老化を促進させる成分です。
そのため、活性酸素を除去すると、体の老化を食い止めることが期待できます。
つまり、ポリフェノールは、体を若いときの状態で長く維持するのに非常に効果的な成分なのです。
黒にんにくには、このポリフェノールが多く含まれます。
白にんにくと比べると、10倍くらい多く含まれるとも言われます。
「いつまでも若々しく生きていきたい!」
このように意欲的な方は、ぜひ黒にんにくを食生活に取り込んでみましょう。
黒にんにくに含まれる成分とその効果について説明しました。
アルギニンとポリフェノールの持つ効果について少しはご理解いただけたでしょうか。
「黒にんにくって本当に体にいいの?」
このように、黒にんにくの持つ効果に疑問を抱く方もいたかもしれません。
しかし、この記事を読み、自分の将来のために、黒にんにくの摂取を検討していただければ幸いです。